イベント

19.12.13

共生社会講座

12月13日(金)、「共生社会講座」を実施しました。

講師は、歩む会Andante代表の坪田佳奈さんです。坪田さんは超低出生体重児として生まれ、足が不自由でありながら小学校から高校まで普通学校で学生生活を送り、大学卒業と同時に社会福祉士の資格を取得されました。現在は社会福祉士として勤務する傍ら、「脳性まひ」についての理解をいろいろな方々に深めてもらうために様々な活動をしています。

講座では、自身の脳性まひを知らずに高校時代を過ごし、その中で苦労したこと、体験したこと、自身の障害を知り、受け入れられずに葛藤した日々のこと、主治医や周りの人たちとの信頼関係がうかがえるエピソードなど、飾らない等身大の坪田さんの言葉で、たくさんお話していただきました。

また、県内外を問わずアクティブに「歩む会Andante」の活動を推進しておられる様子もいくつかご紹介いただきました(東京での脳性まひ当事者交流会、障害者と健常者のごちゃ混ぜバーベキューなど)。その前向きな生き方に多くの生徒が感銘を受け、心を豊かにするヒントを教えていただきました。

 

~生徒の感想より~

・坪田さんは、自分の意思を大切にしている人だと感じました。話を聞いていて私は坪田さんと状況が違うけれど、自分自身が一番自分のことを認められていないことに気付いたり、前向きな決断をするきっかけとなったのは、誰かの何気ない一言であったということを思い出したりしました。目の前のことや今の自分の状況に否定的になるのではなく、信頼できる人に自分の気持ちを伝えて前に進んでいくことが大切だと感じました。